自立心を育てたい〜笑顔のある親子 Vol.7〜

技術の発達とともに増える「学ばなければならないこと」

様々な技術の発達と共にますます複雑になり学ばなければならない事が増えるばかりです。

子供に先に先にと注意を与え、説明し、教育する。
そういう態度が、現代の子育てにはあふれているようです。

他の子と一緒に遊べるように遊び方を教えておかなければ。
遊んだあとは後片付けすることも教えておかないと。
よそで遊んだ時に、ご迷惑になるから。

これからの世の中、国際的なセンスが必要だから英語を身につけさせておかなければ。
水泳も出来ないと学校で困るだろう。
何か一つくらいは、楽器が出来るようになど、、、など。

待ってあげることの大切さ

自分を振り返ってみると朝から「起きなさーい!」から始まって何度「早くしなさい」を大きな声で言っていたんだろうと思います。

ある朝、息子は泣きそうになりながら
「ママ無理だよ。だって僕の手とママの手は、こんなに違うんだよ。」
と傍に来て手を見せてきました。

今思い出しても「私は何てことを言って来たんだろう」と胸が熱くなります。

待ってやることの大切さを教えられた、ある朝の出来事でした。

子供を『抱くべき時に抱き』『突き放す時には突き放せ』

命令、禁止、説教が多くなるのはどうしてでしょうか?

それは、親が教育してやらなければと思うなど、そういう気負いがあったのです。

今迄、上からいろいろ言ったことで子供の考える力思いやりの心を取り上げていたのかもしれませんね。

親は子供を抱くべき時に抱き、突き放す時には、突き放せとよく言われます。

そのとうりだと思いますですが、いつが『抱くべき時』で、いつが『突き放すべき時』なのか、見分けが中々つかずにチグハグな対応をしていたなと思い返しています。

親子でも対立のあるのは当たり前です。