問題所有の原則〜笑顔のある親子 Vol.3〜

多くの親は、子供の持っている問題を彼ら自身に解決させようとせず自分で解決するという責任を引き受けてしまう。そういう親がとても多い。

親が問題所有の原則を理解するのはとても大切なこと。

私と息子の間に起こった一番大きな事があります。
そこから『問題所有の原則』を学びました。
問題所有の原則とは、誰がその問題を所有するかを分けて考えるということです。

息子の部屋が汚く「掃除をしなさい」といくら言っても
「僕はこれでいいの。母さんが僕の部屋に入らなければいいの。」
と答える息子。

私はこれでは仕方がないと、引き下がった。
しかし、彼は問題意識を持っていない。

ある日、ベッドの下を覗いてみたら小さい蜘蛛の巣を見つけた。
息子は虫が大嫌い。

ラッキー!と思い、帰って来た息子に
「貴方が掃除をしないと、虫とか蜘蛛とか、部屋に来たりしないかな?」
これだけ言って部屋を出ました。

彼は動きました。掃除を始めたのです。

虫は彼にとって自分の問題だから、問題を持っているのは自分で、そして自分で解決する力がある。それは私にとっても嬉しい事でした。

親が問題所有の原則を理解すると親の子供に対する行動が変化するという効果が生まれます。