私メッセージ
愛情は思うだけでは伝わりません。
親と子は弓と矢の関係です。
「あなたは弓であり、あなたの子どもはあなたから放たれる矢である」という言葉があります。
自分の所有物であるかの様な態度で子どもに接する親の姿勢が問題を起こします。
子供は未熟ではあっても、一歩一歩成長していく存在です。
本音を伝える『私メッセージ』
名前を呼んでも、すぐに返事をしない子に
「何ですぐに返事をしないのよ」という代わりに
「何回呼んでも返事がないから、如何したのかしらと心配になるわ」と
私の素直な気持ちをいったらどうでしょう?
子どもが親にとって困った行動を取った時に、
私は困っているんだよということを子供に伝えるのに効果的です。
意欲、思いやり、創造性を引き出す
人間とロボットの違い、一つは意欲ーロボットの行動は意欲からするのではありません。
思いやり、精巧なロボットがお茶を淹れてくれても、
相手を思いやっての行動ではありません。
創造性、新しい事を考るのは、人間だけのものです。
よく遅刻して来る子に、肯定の『私メッセージ』を伝えました。
「よく来たね。遅くなっても休まないで来てくれて、私も気分が良いよ」
その後、遅刻の回数が減りました。
一寸の虫にも五分の魂
子どものプライドを傷付けていませんか?
幼い子供も、人から自分の意思に反して何かを押しつけられることはプライドが傷付けられます。
親の言う通り動かない子は「とにかく嫌な子」「育てにくい子」「我儘な子」「頑固な子」などと言われて親として扱いにくいと感じるかもしれませんが、自分の意志があるという事は素晴らしい事です。
親の役目は考えるタネを与えること。
親の気持ちをおしつけず『私メッセージ』で伝えていくことです。