心の扉を開く言葉

子供が問題を抱えている時、耳をかたむけいますか?

「私は、貴方の考えに興味があります。
 貴方は、貴方の考えをもっと話したいと思いませんか?」
このような気持ちで話を聞いてみましょう。

学校から帰ってきたB君の様子が、いつもと違う。
その時のお母さんが子供の心の扉を開いた会話の例をご紹介します。

学校で何かあった?

B君

いや、別に

そう?
何だか、膨れているみたい。

B君

あの先公、死んじまえばいいのに

凄い事言うのね。
怒っているの?

B君

先生の机の上の花瓶が落っこちて割れちゃったんだ。
4人で走り回っていたけど、僕は落としたりしていない。
僕じゃ無いんだよ。
それなのに先公、すぐにお前だろうって、まったく!

そうかぁ。
すぐにお前だろうって?

B君

そうなんだ!
あの先公いつもなんだ、何も聞かないで、決め付けるんだよ。
死んじまえって!

死んじまえってくらい、腹が立っているのね。

B君

当たり前だよ、あの馬鹿!

そうか、バカか。

30分も先生の悪口を言ったB君は落ち着きました。

B君

僕も、走り廻っていたのは良くなかったよね!

我慢して聴くと、こういうことになるのね。

このように、子供が問題を抱えている時は耳をかたむけてみてくださいね。