人生の転換期と外見重視の時代変化

青年期の迷いと社会進化

昔の青年の悩みは、自分は社会に出てからどのような職業に就くか・自分に何が出来るのか・自分の可能性をどう生かしていけばいいのか等、それらが中々分からなくて迷う時期になっています。中年・老年の問題は青年期にもう始まっているのかもしれません。子供が大きくなって青年になり大人になり、老人になるという見方を変えないと青年期の多様性に対応していけないのではないか?
アメリカのMRI心理研修ツアーで当時の所長さんが時代の変化とともに人の生き方・感情も変化し、それに合わせた理論構成が大切だと話された。変化していくことを大切に受け止めている姿を凄く嬉しく新鮮に感じました。

外見重視社会の台頭と個人の課題

昔は毛深いすね毛や胸毛は男らしさの象徴だって誇っていた時代もあったのに、今では不潔とか汚いとか、つる肌に憧れるって本当でしょうか?毛深い男性の特徴は男らしい・筋肉質の人が多い、頭脳明晰で優しいなんて見方も
あります。外見にこだわる人、外見を重視する人の心理、現在の情報化社会では、人間の内面よりも見た目や外見こそが大事という傾向が顕著になっているように思えます。ダイエットやエステはブームになり、美容整形は高校生から中年男性までもが整形に通っているとか、禿げていることは恥ずかしいとかつらが売れているようです。
外見の情報だけがどんどん入ってきて、内面を見る能力が失われ、内省する努力をしない、その関心をも薄らいで、外見への重視が高まりつつあるようです。外見でしか人を判断しない、できない傾向にありつつあるような気がします。失敗は避けたい、自分の為に働きたいと自分なりの働き方を模索、趣味を大切にしたいが主体性が足りなく効率重視で納得しないと動かない。何だか「今どきの若者は」なんていうのはやめましょうと自分達だって同じことを言われて何だか深い考えもない人間だと言われた気がして、納得がいかなかったのを思い出します。何代も何代もその繰り返しだったのでしょう。時が過ぎてしまえば何でもないことがその渦中にいる時は大変なのですよね。