親としての姿勢
親は知らないうちに子どものプライドを傷つけて居ないか?と考えさせられたA子さんのお話しです。
「勉強、勉強」と言わず、テストのことも気にしない母親。一見、子どもにとって良い親だと思いませんか?
A子さんの母親は、男兄弟には勉強の大切さを口にするのに、A子さんには「あなたはいいの」とニコニコしていました。
ある時A子さんは、テスト用紙に自分の名前だけを書き、何も解答せずに提出しました。
もちろんテストの結果は0点。
家に帰って家族に見せたら、兄達は「このままではダメだよ!」と口を揃えて言いました。
しかし母は「良いのよ。この子は女の子だから、素直で可愛かったらそれで良いの。」と言ったそうです。
これを聴いて、A子さんはびっくり!
母は「女の私を馬鹿にしてる」って、ガッカリしたようです。
「この母の言う事を聞いていたら馬鹿になる」と幼な心に思ったそこからは、母の事を反面教師にしました。
「あのテストは勉強しなかったから、書いても点数が取れなかったな」と変に反抗したことを反省した様です。
大人になったA子さんはこう言っています。
「母ってね、一寸の虫にも五部の魂なんて口では云う人でした。
でもあの時の事は忘れないよ!」
親として「叱る時は叱る、誉める時は誉める。」という姿勢が大切ですね。